成大山協OB&成大登山薪傳協會

昭和八年（1933）臺南高工山岳部活動報導

蒐集、編輯︰高  爺（水利系69級北極星隊）

翻      譯︰黃玉麟（工管系73級三三隊）

106,11,01

1.

昭和八年六月十四日  台湾日日新報

台南高工(たいなんこうこう)の 新高(しんたか)その他登山日程(たとざんにってい)

生徒(せいと)の学究的態度(がっきゅうてきたいど)に深味(しんみ)があり平常(へいじょう)の素行(そこう)が紳士的(しんしてき)なることで開校日浅(かいこうひあさ)くしても市民(しみん)に少(すく)なからず好感(こうかん)を與(よ)へてゐる(へている)台南高工(たいなんこうこう)は

著々成(ちょくりかえしな)る校舎設備(こうしゃせつび)と共(とも)に生徒(せいと)の諸種運動競技部組織(しょしゅうんどうきょうぎぶそしき)も充実(じゅうじつ)しつつあり角力部(かくりょくぶ)の如(し)きは過般(かはん)の全島争覇戦(ぜんとうそうはせん)に初陣(しょじん)の功(こう)を立(た)てた程(ほど)である

が同校山岳部では目下(もっか)「山(やま)は招(まね)くシ(し)ーズン(ずん)来(く)る」とて左(ひだり)の通(とお)り夏季登山計画(かきとざんけいかく)のもとに希望者(きぼうしゃ)を纏(まと)めてゐる(めている)。

▲新高登山日程  七月十一日台南発阿里山、新高、東埔、日月潭十五日 二水解散。

▲大武山登山日程(だいたけやまとざんにってい)  十一日台南発八合(じゅういちにちたいなんは)キャンプ生活十五日歸南(せいかつじゅうごにちきなん)。

▲台湾一週(たいわんいっしゅう)  十一日台南発枋寮(じゅういちにちたいなんはつファンリャー)、浸水營(しんすいいとな)、大武(だいたけ)、カナル(かなる)、タマリ(たまり)、台東(たいとう)、花蓮港(かれんこう)、タビト(たびと)、アヨ(あよ)、十日基隆解散(とおかもとたかしかいさん)。

▲次高山大覇山登山日程(つぎたかやまだいはざんとざんにってい)  十一日台南発(じゅういちにち)、井上(いのうえ)、檜山(ひのきやま)、大覇(だいは)、小覇(しょうは)キャンプ(きゃんぷ)、次高北峰及南峰(つぎたかきたみねきゅうみなみみね)キャンプ(きゃんぷ)、平岩山(ひらいわやま)、シキクン(しきくん)、ルンベヤ(るんべや)、ルモガン(るもがん)、二十一日台北解散(にじゅういちにちたいほくかいさん)。

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昭和八年（1933）六月十四日  臺灣日日新報

臺南高工的玉山和其他山岳的登山行程

學生平日懷著戒慎的心鑽研學問、日常行為展現紳士風範，臺南高工雖然創校時間不長，但臺南市民卻給予相當好的評價。

臺南高工校舍和設備日趨完善、學生各種運動競技組織也日發充實，其中角力社（譯註：明治時期稱角力，昭和時期開始改稱相撲。）在最近初試啼聲的全臺比賽就獲得佳績。該校登山社更在近日發出「山林召喚的登山季節」，以如下的登山計畫，招募篩選參加者：

▲玉山登山日程：七月十一日臺南出發，阿里山、新高、東埔、日月潭，15日於二水解散。

▲大武山登山日程：七月十一日臺南出發，八合目營地活動，15日返回臺南。

▲台灣一周：七月十一日臺南出發，經由枋寮、浸水營、大武、カナル(kanaru)、太麻里、台東、花蓮港、天祥(tabito)、アヨ(ayo)，二十日基隆解散。

  譯註︰原稿誤植為「十日基隆解散」。

▲雪山大霸尖山登山日程：七月十一日臺南出發，清泉、檜山、大霸、小霸營地、雪山北峰、雪山南峰營地、平岩山、シキクン(shikikunn)、ルンベヤ(runnbeya)、ルモガン(rumogann)、二十一日臺北解散。

2.

昭和八年六月十三日  台湾新聞

台南高工山岳部(たいなんこうこうさんがくぶ) 五山(ごさん)を征服(せいふく)

四部隊(よんぶたい)に分(わ)かれて 七月十一日(しちがつじゅういちにち)に出発(しゅっぱつ)

登山(とざん)シ(し)ーズン(ずん)迫(せま)り各地(かくち)とも暑中休暇(しょちゅうきゅうか)を利用(りよう)して

白熱(はくねつ)の陽炎(ようえん)と砂塵(さじん)を蹴(け)って山(やま)へ！

山(やま)へ！と押(お)し掛(か)ける向(む)きも相当見受(そうとうみう)けられるが

台南高等工業学校山岳部(たいなんこうとうこうぎょうがっこうさんがくぶ)でもこの程夏季登山計画(ほどかきとざんけいかく)を樹(た)て

一、阿里山より新高登山

一、大武登山

一、次高山大覇山登山

一、台湾一週

の四班編成(よんはんへんせい)何(だ)れも七月十一日台南発新高登山隊(しちがつじゅういちにちたいなんはつし)は

頂上(ちょうじょう)を極(きわ)め東埔(ひがしほ)より日月潭(にちげつたん)を経(へ)て十五日二水解散(じゅうごにちにすいかいさん)

大武登山隊(だいうとざんたい)はこれ又十五日台南(またじゅうごにちたいなん)で解散(かいさん)

次高大覇登山隊(つぎたかだいはとざんたい)は十四日大覇小覇(じゅうよっかだいはしょうは)を征服二十一日(せいふくにじゅういちにち)に台北(たいぺい)で解散(かいさん)、

台湾一週隊(たいわんいっしゅうたい)は十一日台南発枋寮(じゅういちにちたいなんはつひょうりょ)より侵水営(しんすいえい)を経(へ)て大武大東(だいたけだいとう)を経(へ)て花蓮港(かれんこう)に出(で)で二十日基隆(はつかきーるん)で解散(かいさん)の豫定(よてい)で同校山岳部(どうこうさんがくぶ)では参加希望者取(さんかきぼうしゃと)り纏(まと)め中(ちゅう)である(台南電話(たいなんでんわ))

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昭和八年（1933）六月十三日  臺灣新聞

臺南高工登山社 征服五山

共分四條路線 七月十一日出發

隨著登山季節的迫近，

各路人馬無不摩拳擦掌計畫著利用暑假期間，

頂著烈陽、腳蹬砂塵邁向山林！

邁進山林！在各路人馬當中，備受矚目的臺南高等工業學校，

也不落人後地，計畫這段時間的夏季登山，

一、從阿里山出發攀登玉山

二、攀登大武山

三、攀登雪山大霸尖山

四、台灣環島

（譯註：原稿編排未分序號，為閱讀方便起見，譯者重新排序）

共計四條路線，所有路線都在七月十一日自臺南出發。

玉山登山隊在登上絕頂後，下至東埔，經由日月潭，十五日在二水解散。

大武山登山隊同樣時間出發，十五日於臺南解散。

雪山大霸尖山登山隊，十四日登頂大小霸後，二十一日在臺北解散。

環臺一周隊，十一日臺南出發，經由枋寮、浸水營、大武、大東（台東）後，自花蓮港出發，二十日在基隆解散。

該校登山社目前正在篩選參加隊員中。(臺南電話)

譯註︰此則報導由記者發電話到臺北總社。

編註︰在沒有電腦、網路、傳真機的年代，記者以電話報導，逐字唸稿，報社專人抄收成稿之後，再編輯撿字排版印刷。更早之前，記者須到「電信局」以電報拍發新聞稿，傳遞訊息，再早之前電信局稱為「電報局」或「郵電局」。

3.

昭和八年六月十三日  台南新報

台南高工(たいなんこうこう) 山岳部(さんがくぶ) 夏季登山(かきとざん)

台南高工山岳部(たいなんこうこうさんがくぶ)では夏季休暇(かききゅうか)を利用(りよう)し左記日程(さきにってい)により新高山(にいたかざん)、次高山(つぎたかやま)、大武山登山及(だいうやまとざんおよ)び台湾一周旅行(たいわんいっしゅうりょこう)を行(おこな)ふことになった。

新高登山(しんこうとざん)

七月十一日台南出発(しちがつじゅういちにちたいなんしゅっぱつ)、同十五日二水解散(どうじゅうごにちに)。

大武登山(だいたけとざん)

七月十一日台南発(しちがつじゅういちにちたいなんはつ)、同十五日歸南(どうじゅうごにちきなん)

台湾一周

七月十一日台南発、同二十日基隆解散

次高(つぎたか)、大覇登山(だいはとざん)

七月十一日台南発(しちがつじゅういちにちたいなんはつ)、同二十一日台北解散(どうにじゅういちにちたいほくかいさん)

翻  譯

昭和八年（1933）六月十三日  臺南新報

臺南高工 登山社 夏季登山

利用暑假進行下列的玉山、雪山、大武山登山計畫及環島計畫

玉山登山：七月十一日臺南出發，十五日二水解散。

大武山登山：七月十一日臺南出發，十五日返回臺南。

臺灣一周：七月十一日臺南出發，二十日基隆解散。

雪山、大霸尖山登山：七月十一日臺南出發，二十一日臺北解散。

4.

昭和八年六月十六日(しょうわはちねんろくがつじゅうろくにち)  台湾日日新報

高工山岳部(こうこうさんがくぶ)の「山(やま)の写真展(しゃしんてん)」

林百貨店(はやしひゃっかてん)で開催(かいさい)

【(（)台南電話(たいなんでんわ)】(）)台南高工山岳部(たいなんこうこうさんがくぶ)では登山(とざん)シ(し)ーズン(ずん)を前(まえ)に十八日(じゅうはちにち)から二十一日(にじゅういちにち)まで台南市末廣町林(たいなんしすえひろちょうはやし)デパ(でぱ)ート(と)五階(いかい)に「山(やま)の写真展(しゃしんてん)」を開催(かいさい)、同校昨夏(どうこうさっか)の新高登山及(にいたかとざんおよ)び本島縦走(ほんとうじゅうそう)にて得(え)た写真(しゃしん)を主(おも)として高山植物内地(こうざんしょくぶつないち)の冬季山岳写真(とうきさんがくじゃしん)など冷味豊(れいみゆたか)な写真多数(しゃしんたすう)を出品(しゅっぴん)することとなってゐる(することとなっている)。

翻  譯

昭和八年（1933）六月十六日  臺灣日日新報

高工登山社「山岳攝影展」

林百貨店展出

【臺南電話】臺南高工登山社在登山季節開始前，於十八日起至二十一日截止，在臺南市末廣町林百貨五樓展出「山岳攝影展」。展出主題為該校去年夏天的玉山登山、臺灣島縱走所攝得的眾多冷冽美麗的高山植物，和內地(譯註：日本)的冬季山岳照片。

5.

昭和八年六月十九日  台湾新聞

高工山岳部(こうこうさんがくぶ) 山(やま)の写真展(しゃしんてん)

林(はやし)デパ(でぱ)ート(と)五階(いかい)で

台南高等工業学校山岳部(たいなんこうとうこうぎょうがっこうさんがくぶ)は昨年四月創立以来(さくねんしがつ)

漸次其(ぜんじそ)の活動範囲(かつどうはんい)を広(ひろ)めってあるが、

今夏登山(こんかとざん)シ(し)ーズン(ずん)を前(まえ)に

昨夏新高登山及本島縦走(さっかしんこうとざんきゅうほんとうじゅうそう)にて

得(え)たる写真(しゃしん)を主(しゅ)として高山植物内地(こうざんしょくぶつないち)の冬季山岳写真等(とうきさんがくじゃしんなど)

冷味豊(れいみゆたか)なる写真多数(しゃしんたすう)を出品十八日(しゅっぴんとはちにち)より二十一日(にじゅういちにち)までの四日間(よっかかん)

台南市銀座林(たいなんしぎんざはやし)デパ(でぱ)ート(と)五階(いかい)で山(やま)の写真展(しゃしんてん)を開催(かいさい)すると。

翻  譯

昭和八年（1933）六月十九日  臺灣新聞

高工登山社於林百貨五樓舉行山岳攝影展

臺南高等工業學校登山社自去年四月創社以來，

他們的活動範圍日益廣泛起來了，

在今年夏季登山季節之前，

去年夏天攀登玉山和臺灣島縱走，

所拍攝眾多冷冽美麗的高山植物和，

日本冬季山岳照片等等為展出主題。

本次山岳攝影展，預計在十八日至二十一日，

於臺南市銀座林百貨的五樓展出四天。